新しい作業環境(Intel搭載のMac mini)も、ようやく落ち着いてきました。
以下、感想や問題点をいくつかまとめてみます。
・Mac OSX 10.4.7
以前の環境(10.2.8)と比べて、もっとも便利だと感じるのは、複数のウインドウを縮小して表示できる「
Exposé」という機能。「システム環境設定」で「画面のコーナーへの機能割り当て」をやっておけば、裏側に重なって見えなくなっているウィンドウをワンクリックで呼び出せるようになります。スティッキーズをやたらと多用するクセがあるので重宝。あと、辞書や検索ツールなど複数のアプリケーションを同時に管理する「
Dashboard」も、翻訳作業の能率化につながりそう。
・Windows XP(増設メモリとセットでDSP版を購入)
「
Boot Camp(ベータ版)」と「
Parallels Desktop for Mac(製品版)」の両方を使って、Mac miniにWindows XPをインストールしてみました。翻訳作業に必要なソフト(Microsoft Office、ChineseWriter 8、ATOK 2006)は、どちらの環境でも問題なく動作。「やよいの青色申告06」も今のところ問題なし。ライセンス認証の関係で、どちらか1つ選ばなければならないのですが、できればMac環境とWin環境を同時に使いたいので「Parallels Desktop for Mac」に軍配(49.99ドルで購入)。Parallelsでは動作が多少遅くなり、また「
プリンターが使えない」という欠点もあるのですが、Office互換ソフト(↓)を使ってMac側から印刷すれば一応問題なし。あと、Mac用のキーボードでWinを操作する際に不便が多いのですが、慣れれば何とか…。
・Office互換ソフト(Mac上)
今までは動作環境やメモリの関係で導入できなかったNeoOfficeなどのOffice互換ソフトを試してみました。「
NeoOffice 2.0 Alpha 4」と「
ThinkFree Office 3.0」で、Word書類・PowerPoint書類の互換性をテスト。ついでに「
iWork '06」と「
Microsoft Office 2004 for Mac」も試してみました。それぞれに長所・短所があったのですが、結論だけ書くと、Microsoft Office 2004ですら細かなレイアウトにずれが生じる場合があり、そのまま仕事に使うには不安が残りますが、訳文の印刷チェックに使う分にはフリーソフトのNeoOfficeで十分いけそう。ほかのソフトの試用期間が終わるまで、しばらく様子見…。ThinkFreeかOffice 2004のインストール時に入手したと思われる「MS明朝」などのフォントは、試用期間が終わっても使えるのだろうか?
・ATOK(Intel Mac用)
最初は「
ことえり」に今までにない進化(!…錯覚?…アイヌ語!?)が感じられ、不要かとも思っていたのですが、しばらく使ううちにイライラが募り、結局、ダウンロード版を購入。ATOKの購入は通算4本目(OS9用、Win用、OSX用、Intel Mac用)。
・外付けハードディスク(PHD-MM160IUH)
Intel Macは以前のOSから起動させることができないとのことで、その点はあきらめていたのですが、 OSX 10.4.Xのインストールもパーティション形式を「GUID」というのにしなければ不可能なようです(参考「
Intel iMac を外付けドライブから起動」)。また、外付けHDを電源オートで接続していると、Mac本体の起動・終了が不安定になる症状が…。よくわからないので、しばらくはデータ保存用として利用。